当院では施術の前段階であるカウンセリングをとても大切にしています。
カウンセリングで得られる情報の中に症状改善のヒントが潜んでいる事が多いからです。
まず主訴を確認したあと主訴以外に体で気になる部位や過去の怪我や骨折、手術、生活習慣、内科的な症状なども、出生時から現在まで詳細に確認していきます。
カウンセリングでは現在の症状から、かなり昔に感じていた症状までかなり細かく教えていただきますが、これがこの後の検査をしていく中でとても重要な情報になります。
簡単で構いませんので事前に思い出しておいていただくとよりスムーズにカウンセリングを行うことができます。
検査ではまず主訴である症状を可能な限り目の前で再現していただき、症状の出る動きや部位、強さを詳細に一緒に確認していきます。
その後カウンセリングで伺った過去の怪我や手術歴などを元に筋膜の滑りが悪くなっているところを手で触って探していきます。硬くて痛いところが悪くなっている所です。この時チェックする場所は主訴の部位も含めますが主訴とは全く違う部位も多くチェックしていきます。理由は筋膜は全身を包んでいる為、昔痛めた場所や怪我した場所、手術した場所などの筋膜の滑りが悪くなり、そこが起点となって知らないうちに全身に広がり、バランスが崩れて現在の症状が出ている事がとても多いからです。その為原因が昔であればあるほど全身で複雑にバランスが崩れている為、筋膜の滑りが悪くなっている所も多く存在します。また自分では気づく事ができなかった主訴とは全く関係のない意外な所に原因が見つかる事も多くあります。
この検査で筋膜の悪い部位を選定し優先順位をつけて、順番に施術をしていき筋膜の滑りを改善していきます。
施術後は施術後に起こる可能性のある体の反応や、注意していただきたい事をお伝えします。また症状と施術の結果を照らし合わせて今後の計画や経過の予測を細かくお伝えします。ご自分でできる筋膜ケアの仕方や軽い運動などもお伝えします。次回の施術の時に施術後の反応をお聞きしますので、簡単で良いので覚えておいてください。この情報が次回以降の施術を効果的に進めていくための大切なヒントになります。